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2022-03-07 令和4年第2回定例会(第3日)  本文
2022-03-07 令和4年第2回定例会(第3日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2022-03-07
    2022-03-07 令和4年第2回定例会(第3日)  本文


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    2022-03-07 : 令和4年第2回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(林田 要) ただいまの出席議員は21名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより令和4年第2回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(林田 要) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において11番小池友妃子議員及び17番祢宜田拓治議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(林田 要) 日程第2「令和4年度施政方針」から日程第11議案第21号「令和4年度碧南市病院事業会計予算」までの10案件を一括議題といたします。  先週の金曜日に引き続いて総括質疑を行います。  発言の許可は、議事日程表記載の順といたしますが、2点お伝えいたします。  まず、傍聴される方へお伝えします。今期定例会総括質疑においては、議場内での密の機会を避けるため、議員及び執行部において一部離席をすることがありますので、御承知おき願います。  また、各議員にお伝えします。会議での定足数を満たすため、議席番号の奇数、偶数で交互の出席となるよう御協力をお願いします。  それでは、議席番号の奇数の方、退席の御協力をお願いします。順次、質問者の交代の都度、議席番号の偶数の方との出席交代をお願いします。  まず、祢宜田拓治議員総括質疑を許します。 4 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 5 ◆議長(林田 要) 17番。 6 ◆17番(祢宜田拓治) 皆さん、おはようございます。碧政会の祢宜田拓治でございます。  議長のお許しがありましたので、申出書に従い、一問一答で、今回3件の総括質疑をさせていただきます。
     執行部におかれましては、簡潔で前向きな御答弁をお願いします。  今回、だんだんしゃべることが多くなってしまいましたので、やや早口でしゃべりますので、よろしくお願いします。  まず、件名1として、ふるさと教育についてをお伺いします。  ふるさと教育という言葉が一般的かどうか分かりませんが、生まれ育ったふるさとについて、小さいときから学んで理解して、誇りを持って住んでいただきたい、また、世間で活躍していただきたいと、そういう思いを込めた教育と思っていただければと思います。  私は小さいとき、ふるさと碧南成り立ちやすばらしい先達や産業を深く理解しておらず、あまりふるさとに誇りを持っていませんでした。  人から碧南ってどんなところと聞かれても、小さくて、平べったくて、農業、商業、工業や商業がそこそこあって、瓦や鋳物や醸造業があって、お寺が多くて、水に囲まれた穏やかな田舎だよと答えていました。  しかし、大人になるにつれて、小さいけどバランスが取れて、山以外はほぼ何でもある、温暖で歴史のあるいいまちだと分かるようになってきましたが、今の小中学生たちは、果たして碧南市についての教育、すなわち、ふるさと教育を受けているのか疑問に思いました。  先日、ある会での禰宜田市長の、碧南市の偉人についての講話をお聞きする機会がありまして、広報では読んでいたんですが、改めて系統を立てて説明を受けますと、大変よく分かりまして、偉人を輩出した本市を誇りに思えました。  その直後、文化会館1階の展示室で碧南のみりん展を見たときに、一緒に行った者から、みりんは焼酎から作ると言われまして、私はそれまで、酒からどうかこうかして作ると思っていましたので、目からうろこでありました。  みりんづくりといえば、先日3月3日ですが、東海テレビのアンビリバボーという番組で、棚尾のみりん屋さんのみりん開発秘話を放送しておりまして、その中でみりんの作り方をやっていましたが、やはりおいしいみりんは焼酎が原料と言っていました。  講話を聞いてみりん展を見ての、そんなこんなを1日で経験しまして、ふるさと教育の小中学校での進捗状況をお聞きしたいと思った次第です。  そこで、まず、アの本市の歴史や成り立ちについての教育はどのようにされているか、お伺いします。 7 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 8 ◆議長(林田 要) 教育長。 9 ◆教育長(生田弘幸) 学習指導要領の社会科に、第3学年及び第4学年では、自分たちの住んでいる地域社会の学習を通して学習を進めていくことが明記されており、地域社会に対する誇りと愛情、地域社会の一員としての自覚を養うことが求められております。  それを受け、碧南市においても、小学校3、4年生では、教育委員会が編集している社会科副読本『わたしたちのへきなん』を活用して、碧南市の歴史、成り立ちについて学習をしています。  例えば、400年前の地図と現在の地図を比べながら、海が埋め立てられて新田が広がっていく様子を学びます。当時の人の苦労や新田開発に貢献した稲生平七郎三宅又兵衛について調べ、年表や地図、新聞などにまとめる活動を通して学習しています。 10 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 11 ◆議長(林田 要) 17番。 12 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  私も知っている偉人のお名前が出て、また、『わたしたちのへきなん』という副読本を活用して郷土を学習しているとお聞きして、大変うれしく思いました。  次に、イ、文化財、祭りについてお伺いします。  文化財と言われましても、小中学生のほとんどはぴんとこないと思いますが、今も残る壮大な酒蔵や祭りで地区の若い衆に引き回される山車の壮麗さ、荘厳な仏像、華麗な絵伝、絵巻ですね、等々を実際に見学して、机の上での勉強にとどまらず、実体験をすることが、ふるさとの先人の生活を肌で感じることだと思います。  地区の祭りについても、氏神様の祭神やいわれなどを知ることで、自分の存在自体や御加護を再認識する一助になるのではと思います。  それらが相まってふるさとを身近に感じるのではと思いますので、学校での文化財や地区の祭りについての教育について教えてください。 13 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 14 ◆議長(林田 要) 教育長。 15 ◆教育長(生田弘幸) 社会科副読本『わたしたちのへきなん』では、人々が受け継いできた文化財や行事についても学習します。  例えば、大浜の乱抗渡り人形や神社で行われるお祭りでの餅投げなどを取り上げ、身近な地域の伝統行事について話合い活動をし、学びを深めていきます。  また、毘沙門さんや称名寺、応仁寺など地域のお寺に出かけ、自ら課題を見つけ、それを解決していく活動などを行うこともあります。 16 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 17 ◆議長(林田 要) 17番。 18 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  実際に地域に出かけることもあるとのことで、百聞は一見にしかずですから、できるだけ多くを実際に体感していただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、ウ、本市出身の偉人教育についてをお伺いします。  先ほど紹介しました市長のC・Sコラム、敬天愛人には、碧南市のお寺に1,160年前から安置されています聖徳太子が自作した毘沙門天のことや、織田信長の初陣の地が碧南の天王であり、道場山辺りで激しい戦いがあったこと、十三塚という地名は、その戦いで野ざらしであった死体を丁寧に葬り、13個の塚を造った由縁からそう呼ばれたこと、また、今から約400年前、かの有名な武田信虎、信玄親子の侍医、お医者さんですね、侍医となり、その後、牛の背に乗り諸国を巡り、貧しい人々に無料で薬を与えたり、安価で診療を行い、118歳まで生きた永田徳本さん、その他のすばらしい先人のことをぜひ知っていただき、自慢にしてほしいと思いますが、そのようなふるさとの偉人についての教育や顕彰をしているかどうか、お答えください。 19 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 20 ◆議長(林田 要) 教育長。 21 ◆教育長(生田弘幸) 社会科副読本『わたしたちのへきなん』では、地域の発展につくした先人たちと題して、新田開発に尽力された齋藤倭助さんをはじめ、3名の方について学ぶようになっています。  そのほかの偉人につきましては、碧南市教育委員会が作成した碧南市史料『藤井達吉物語』や『山中信天翁物語』等が、児童生徒がいつでも手に取って読むことができるように、各校の図書室にあります。  また、文化財課の出前授業を活用して、碧南ゆかりの偉人について学習することもできます。特に4年生では、碧南の土地の広がりの学習で、市内を巡る見学の際に長七たたきを見学し、直接、偉人の功績に触れる機会を設けています。 22 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 23 ◆議長(林田 要) 17番。 24 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  碧南出身の左官職人の服部長七さんが、明治時代初期に発明した長七たたきが、名古屋港の護岸整備の際に大変威力を発揮したことや、全国の工事現場で使われ、明治時代以降の日本の近代化を支えたことは、本当に地元の偉人に誇りを持ってもらえることだと思います。ちなみに長七たたきといいますのは、御案内のとおり、砂状の花崗岩と消石灰を水で練って固めた人造の石であります。  できれば碧南関係の偉人だけを集めて、功績や関係や出来事を分かりやすく年表的に整理した冊子を作って副教材にしてはどうかと思うんですけど、また、私も個人的に欲しいんですけど、ぜひ作っていただけないでしょうか。 25 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 26 ◆議長(林田 要) 教育長。 27 ◆教育長(生田弘幸) 学習指導要領では、小学校3、4年生で地域教材を活用した学習を行うことになっています。  碧南市から愛知県へと地域を広げながら学習を進めます。その中で、地理的環境、地域の安全を守る諸活動や地域産業と消費生活、地域の移り変わりについて、人々の生活と関連を踏まえて理解するとともに、必要な情報を調べてまとめることができることを目指しています。  それらの力を身につけるための副教材として、現在使用している『わたしたちのへきなん』は編集されており、十分役割を果たしていると考えます。  碧南の偉人に興味を持った児童生徒は、各校の図書室にある碧南市史料を使って自分で調べていくことができるようになっていますので、授業で活用するために作成する副教材としては、新たなものを作成する予定はございません。 28 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 29 ◆議長(林田 要) 17番。 30 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  新たな副教材は作らないということでありますが、個人的に大変残念ですけど、了解とさせていただきます。市史編さん室等が作られる史資料等の活用をよろしくお願いします。  次に、エとしまして、本市の地場産業についての教育をお伺いします。  先ほど申し上げた瓦や鋳物やみそ、しょうゆ、酒、みりん、焼酎などといった醸造業についても、製造過程や現在の状況をしっかり見学して体感していただいたほうが理解が深まると思うんですけど、どのようなふるさと教育をされているかお答えください。 31 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 32 ◆議長(林田 要) 教育長。 33 ◆教育長(生田弘幸) 社会科の副読本である『わたしたちのへきなん』では、碧南市のお土産を調べる中で、みりんや白じょうゆを取り上げています。  総合的な学習の時間には、へきなん美人やシラスなどについて体験学習や調べ学習に取り組み、碧南市の地場産業について考える機会としております。これらの学習の中、関連の地元工場見学も行っています。  中学校では、2年生で実施している職場体験学習で、地元事業所の協力を得て、実際の作業を体験しながら地場産業に直接触れる機会になっております。 34 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 35 ◆議長(林田 要) 17番。 36 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御答弁にありましたように、実際の作業を体験しながら地場産業に直接触れる機会を持つことは、大切なことだと私も思います。引き続き、よろしくお願いします。  では、次に、オの本市の発展、展望についての教育を質問させていただきます。  本市の成り立ちや歴史、その時々の生活や経済の発展、活躍され、社会で貢献された先達をはじめ、加えて、現在の社会状況の学習を踏まえ、本市が今後、発展していく明るい未来の展望についての教育はどのようにされているか、教えてください。ぜひ、若い人が碧南で頑張ろうと思えるようなふるさと教育をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 37 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 38 ◆議長(林田 要) 教育長。 39 ◆教育長(生田弘幸) ふるさと教育は、児童生徒が郷土の自然や地域社会とその人たち、文化、産業等と触れ合う機会を充実させ、その中で得た体験を積み重ねることによって、ふるさとのよさを発見したり、愛着心を醸成させたりすることができると考えています。  小学校の3、4年生の地域社会の学習だけでなく、児童生徒が公民館などで行われる地域の行事に積極的に参加をし、地域の方々と触れ合うことで、地域の一員であるという意識を児童生徒に育むことができると考えます。  私も、将来、ふるさと碧南を支える世代の育成につながるような教育を進めてまいりたいと考えております。 40 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 41 ◆議長(林田 要) 17番。 42 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございます。  地道に、しっかりふるさと教育をしていただいていると感じました。よろしくお願いいたします。  これで、件名1を終わりまして、次に、件名2、ふれあいフェスティバルについてを質問させていただきます。よろしくお願いします。  ふれあいフェスティバルが始まって約30年が経過するとのことですが、それ以前は、福祉関係の団体では福祉まつりを行い、消費生活環境の団体は生活展を開催されていたと記憶しています。  個々に小さな催しを行うより一堂に会して全市的なイベントにしたほうが、多くの方に一度に知っていただけて、体験していただけて、見ていただき、また、買っていただけて、市の事業としてしっかり運営していただけるということで、それはそれはみんな大変喜んだものであります。  当初から長く2日間開催でありましたが、1日間に変更され、参加団体の負担が軽減され、参加しやすくなったと周りも喜んでおりました。  先日の福祉健康部会において、約30年続いたふれあいフェスティバル終了の報告がありました。愕然といたしました。新型コロナ対策として休止するのは当然のこととして、早く収まって、今までのように開催されるといいなと思っていた矢先の終了の報告でありました。  周りの方々に終了の話をしますと、コロナで中止と勘違いされて、完全に終了すると言いますと、何でだとか、収まったらやりゃいいじゃんとか、踊りの発表ができんじゃんとか、やめちゃいかんぞという声ばかりありました。  今回、質問させていただくことにいたしました。るる質問しますので、しっかりお答えください。  まず、(1)開催時における決定の手順をお尋ねします。  前年作成の当年度予算に計上されているから、自動的に当然、開催されるものとして実行委員会等で内容が決まるという手順でしょうか、コロナで中止の際の中止の決定はどこでされたのでしょうか、お答えください。 43 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 議長、福祉こども部長。 44 ◆議長(林田 要) 福祉こども部長。 45 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 市民ふれあいフェスティバルにつきましては、通常時では、まず開催を前提として、毎年5月中旬頃に生活部会、福祉部会、健康部会の各部会ごとに事務局が前年度参加団体へ参加の意向を確認し、参加を表明した団体を取りまとめた上で、6月上旬頃に市が開催の決定をいたします。その後、6月下旬頃には第1回実行委員会を開催し、実施要項、実行委員会組織、予算などについて協議し、承認いただく流れとなっています。  また、新たに参加を希望する団体から申出があった場合は、申入れ時期により、第1回実行委員会以降、途中参加していただく場合と、翌年度の参加意向確認時に御案内する場合があります。  なお、令和2年度以降、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催を中止いたしましたが、令和2年度は令和2年の6月11日、令和3年度は令和3年5月14日に、市の判断で中止を決定したものであります。 46 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 47 ◆議長(林田 要) 17番。 48 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(2)参加団体等への案内、PRについてお伺いします。  私が所属し、活動していますボランティア連絡協議会は福祉部会に所属していますが、詳しい開催内容や必要な備品を報告して、それらをまとめて、タイムスケジュールや全体像を決定し、全市的に案内やPRをされていると思いますが、例年参加される団体や市外の皆さんへの案内やPRはどのようにされていたのか、お答えください。 49 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 議長、福祉こども部長。 50 ◆議長(林田 要) 福祉こども部長。 51 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 参加団体の募集につきましては、広報などでの周知は行っておらず、事務局が前年度参加いただいた団体及び新たに参加申出があった団体に対し、参加の意向を確認していました。
     なお、市民ふれあいフェスティバル開催のPRにつきましては、毎年度、広報へきなん11月1日号及び公共施設などへのポスター掲示で行っていました。  以上です。 52 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 53 ◆議長(林田 要) 17番。 54 ◆17番(祢宜田拓治) 市外のよさこいの若い方たちがいつも多く参加していただいたと思いますけど、このよさこいさんたちへの案内はどのようにされていたんでしょうか。 55 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 議長、福祉こども部長。 56 ◆議長(林田 要) 福祉こども部長。 57 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 大芝生広場で、やってみりん祭実行委員会の皆さんが行っていたよさこい演舞につきましては、ふれあいフェスティバルの部会に所属しない形で参加をいただいていましたので、さきの答弁で申し上げた参加団体とは別に、福祉課事務局が代表者の方と直接連絡を取り、調整をしていました。 58 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 59 ◆議長(林田 要) 17番。 60 ◆17番(祢宜田拓治) 次に、(3)これまでの参加者の実績と経済効果をお伺いします。  開催されていた、直近数年間でお答えください。 61 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 議長、福祉こども部長。 62 ◆議長(林田 要) 福祉こども部長。 63 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 直近の開催年度である令和元年度から、過去5年度分の参加者実績を申し上げます。  平成27年度は2万5,000人、平成28年度以降は、各年度3万5,000人でありました。  なお、経済効果については把握をしていませんので、御理解ください。 64 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 65 ◆議長(林田 要) 17番。 66 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございます。  次に、(4)事業終了決定の経緯についてお伺いします。  どのような経緯があって中止ではなく終了という結論に至ったかを、お答えください。 67 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 議長、福祉こども部長。 68 ◆議長(林田 要) 福祉こども部長。 69 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 令和2年度以降の新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う開催中止をきっかけとして、市民ふれあいフェスティバル事業の今後の在り方について事務局で検討する中で、過去30年間でインターネット及びスマートフォンの普及など、情報発信の環境変化により各団体等の活動内容のPRという事業目的は果たされたと考え、事務局としてはふれあいフェスティバル事業終了という方向で検討するに至りました。  そして、最終的には事業終了を検討している旨を示した上で、直近の令和元年度の出展団体全72団体からアンケートにより意見をいただいた結果、市の方針に賛同、もしくはやむなし及びどちらでもよいを合わせた割合が全体の8割以上であったことから、今年度をもって市民ふれあいフェスティバル事業を終了すると決定したものであります。 70 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 71 ◆議長(林田 要) 17番。 72 ◆17番(祢宜田拓治) 次に、(5)本市PRの一大イベントであり、各団体の日頃の成果を多くの皆さんに見ていただく場であり、福祉施設や各団体の運営資金調達の場であり、中高生の福祉体験や障害者の皆さんと触れ合う場を終了することについて、市はどのように考えるかお尋ねします。  青年友好都市由仁町の出展もあり、由仁町視察の折にお世話になった向こうの市会議員もおいでになっておりまして、トウモロコシをはじめ多くの農産物を皆さんが買われていました。私もトウモロコシを買わせていただきました。  車椅子の体験やガイドヘルプ、点訳の仕事、手話体験では、体験するほうも援助するほうも中高生ということもよくあり、体験して何かを感じることは大切だなと思うことしきりでありました。  これらの機会、3万5,000人と出会える機会をなくしてしまうことについての感想をお答えください。 73 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 議長、福祉こども部長。 74 ◆議長(林田 要) 福祉こども部長。 75 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 市民ふれあいフェスティバルには毎年3万人以上の方が参加され、各出展団体がそれぞれのブースにおいて工夫を凝らし、様々な形で市民と触れ合いながら、各団体等の活動内容を周知していただいてきたことには意義があったと感じています。  その一方で、市民ふれあいフェスティバルについては、各団体等の活動内容のPRという事業目的は果たされたと考えたこと、また、それに基づき行ったアンケートの結果も考慮し、事業を終了するとしたものであります。どうか御理解をお願いいたします。 76 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 77 ◆議長(林田 要) 17番。 78 ◆17番(祢宜田拓治) PRという事業目的を果たされたと答弁がありました。ふれあいフェスティバルが各団体の活動内容のPRだけが目的であったような答弁は、全く開催意義を理解していない発言だと思います。  先ほど少し申し上げたように、各団体の日頃の成果の発表の場であります。ダンスや空手演武や作品展などなどです。また、中高生をはじめ多くの皆さんが、いろいろなボランティアを体験する場であります。手話や点字やガイドヘルプや車椅子介助などを行っていただいています。  また、手話については、この3月議会に議案提出されています新規条例である碧南市手話言語条例を先取りして、長年実践されている本当に地道な活動だと思います。  また、持参施設の製品や持ち寄った不用品を皆さんに買ってもらい、それを施設の運営資金や会の活動資金にする場であります。不要品を使っていただくことは、まさに環境問題でもあります。そして何よりも、みんなが楽しむ場でありました。  件名1の御答弁で教育長が言われましたように、触れ合う機会を充実させ体験を積み重ねることによって、ふるさとのよさを発見できると言われましたが、私もそう思います。アンケートも、市が終了を決定していることを前面に打ち出してアンケートすれば、仕方ないかと思う人は多いと思います。  やめろという強い声があったかもしれませんが、どっかからですね、碧南市のにぎわい創出のため、福祉向上のため、コロナ時は中止するけど収まったら盛大にやると、くらいの男気を示していただきたかったと、とても残念に思います。  私は、ふれあいフェスティバルを終了することは、長い目で見ると市の発展や市民福祉の向上につながるとはとても思えません。  では、次に、(6)市民の要望に応えるための支援策をお伺いします。  ふれあいフェスティバルを続けたいと答えた団体が13団体あったとのことですが、ボランティア連絡協議会には大小含めて10団体所属していますので、合計20団体ぐらいとなります。どちらでもよいと答えた8団体を合わせますと、約29団体は何がしかの合同事業には参加されることが期待されますので、コロナが落ち着いた暁には、ぜひ支援策としてイベントを企画して、多くの皆さんが集まって楽しみながら交流できる機会をつくっていただきたいと思いますので、お考えや明るい未来を期待できる展望をお答えください。 79 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 議長、福祉こども部長。 80 ◆議長(林田 要) 福祉こども部長。 81 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 実施したアンケートの回答では継続を希望する理由は様々であったことから、一律な対応は適当でないと考えており、個別にお話をいただく中で、御要望があれば、まずはお話を丁寧に伺い、各団体の御意向に沿うイベントの情報提供や、主催者への橋渡しなどを行っていきたいと考えています。  なお、この市民ふれあいフェスティバルの終了につきましては、ふれあいフェスティバルとは、目的や趣旨の異なる別の新規イベントについての検討自体を否定するものではないと思っております。  新しいイベントの要望が強まり、その機運などが市民の皆様の間で盛り上がった場合などは、その趣旨、目的や方法など、新しい視点で市として新規イベントに対する支援の検討を否定するものではありません。御理解をお願いいたします。 82 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 83 ◆議長(林田 要) 17番。 84 ◆17番(祢宜田拓治) 何万人、何千人が集まって、いろんな体験や各種発表やフリーマーケットや物品販売等々ができるイベントは、ほかにはないと思います。ぜひ機運を高めていただいて、開催していただきたいと思うんですね。  昔、30年以上前の話ですが、障害児の1日保育、これは重度の身体障害を持った子供たちと月に1度、遊ぶ会なんですけど、この1日保育の10周年を記念しまして、子供たちをスキーに連れていったら喜ぶだろうなと思いまして、スキーに行きたいかと聞きましたら、手や足や体をばたばたさせて行きたいということを表現しましたので、そのための軍資金調達について時の福祉課長さんに相談しに参りました。  御案内のとおり、当初予定されていない事業にはお金は出ないのが原則であります。しかし、1つ予定されていた事業がなくなって30万円あるから、同じ障害児者福祉事業だからそれを使えといって、30万円使えるようにしていただきました。本当にびっくりしましたし、本当にうれしく思いました。そして、バス1台を借り切って障害児とお母さん、ボランティア総勢35人ぐらいで名古屋市民休暇村に行ったことを思い出します。  当初は1泊でのスキーツアーでしたが、今は日帰りでバス2台となって、身体障害児者対象の雪遊びバスツアーとして30年以上たって今も連綿と続いており、ボランティアとして参加していますが、参加者は大変喜んでみえます。これこそが、福祉の心を持った行政施策ではないでしょうか。  手弁当でも貢献しようという方たちを、いかに喜んで市のために動いてもらおうかと考えるのが、行政手腕ではないでしょうか。市長マニフェストにある官民協働による観光推進も、やる気のある団体や方々が大きく貢献されると思いますので、ぜひ上手に連携や活用をされて、伝統的な大きなイベントがない本市ですので、ふれあいフェスティバルに代わるビッグイベントをぜひ開催していただき、にぎわいの創出、観光推進をぜひよろしくお願いし、要望とさせていただきます。  では、続きまして、件名3、超音波検査による乳がん検診についてを質問させていただきます。  この案件につきましては、令和元年9月議会の一般質問のがん予防のところと、引き続き元年12月議会の乳がん予防に特化した質問で本市の状況をお聞きし、超音波エコー検査による乳がん検診の必要性を強く訴えさせていただきました。  その際の御答弁では、国の評価では、エコーの死亡率軽減効果を評価した県域は認められないということで、推奨されていないということでした。しかし、国も超音波検査の実態調査、その意義等について検討を続けるとされており、そうした国の動向を注視するとともに、超音波検査を行っている近隣市での実施方法等の調査、医師会並び関係医療機関との協議、調整など、導入に対して具体的に検討してまいりますという御答弁をいただいたと記憶しております。  我が碧政会の令和4年度予算要求の中の1、安心して住めるまちにの中の福祉控除の項目の1つに、乳がんの早期発見のために30歳からのエコー検査の実施と要望しておりますが、先日、広報2月1日号を見ておりましたら、12ページに超音波検査による乳がん検診を始めますという見出しが目に飛び込んできました。本当にびっくりしましたし、大変うれしく思いました。  そこで、(1)新規事業として、超音波検査による乳がん検診の実施に至る経緯をお尋ねします。  国の指針が変わったのか、種々検討の結果なのか、お答えください。 85 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 86 ◆議長(林田 要) 市長。 87 ◆市長(禰宜田政信) 乳がんは、最新のデータ、2018年全国がん登録罹患データでも、女性が罹患するがんの第1位とされていることから、私の4期目のマニフェストにおきましても、福祉分野における重点項目の1つとして、乳がん対策の充実を掲げているところでございます。  これまで、国のがん検診の指針もあり、本市では、マンモグラフィーと呼ばれる乳房エックス線検査による乳がん検診を実施してまいりました。しかし、検査精度の高さでは定評があるものの、検査に痛みを伴うことがある等の受診へのハードルがあるとも言われていることから、より受診のしやすいエコー検査と呼ばれる乳房超音波検査による、乳がん検診の導入を検討してまいりました。  そこで、マンモグラフィーを実施していただいている医療機関との間で、エコー検査の具体的な実施方法や受診者に対する検査結果の報告内容等について調査研究をしてまいりましたが、今年度に入りまして、医療機関との間でエコー検査の具体的な実施方法等を決定することができたということでございます。  このため、令和4年4月からはエコー検査が選択肢として増え、受診をされる方が御自分に合った検査方法を選択できるということになります。 88 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 89 ◆議長(林田 要) 17番。 90 ◆17番(祢宜田拓治) 大変ありがとうございました。  御答弁にもありましたように、エコー検査のほうが痛みがなく、受診しやすいという声を多くお聞きいたしました。マンモとエコーを選択できるということで、大変喜ばれると思います。  広報にざっと説明はありましたが、次に、(2)実施内容についてお伺いします。  また、近隣各市では対象年齢を30歳からとしている市もありますが、20歳からとした理由も教えてください。 91 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 92 ◆議長(林田 要) 市長。 93 ◆市長(禰宜田政信) 本市では、保健センターで実施する生活習慣病予防健診の中で、これまでも20歳以上の方を対象として、乳がん検診と子宮頸がん検診を同時に受診できる女性専用コースというものを設けて実施してまいりました。このため、エコー検査の導入に際しましても、20歳以上の方を対象といたしました。  今回、指定医療機関でのエコー検査を開始することで、40歳未満の方も保健センター以外の医療機関にて受診ができるとともに、エコー検査とマンモグラフィーのいずれかの検査方法を選択できることになります。  また、エコー検査を実施できる医療機関につきましては、小林記念病院と碧南市民病院が指定医療機関となりますので、御希望する医療機関へお申込みをいただきたいと思います。 94 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 95 ◆議長(林田 要) 17番。 96 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  二十歳からということで、なおさらよいと思います。  次に、(3)経費についてお伺いします。  検査の実施に当たり必要な経費、例えば導入する機材や人件費等にかかる費用等があれば、お答えください。また、個人の負担も教えてください。 97 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 98 ◆議長(林田 要) 市長。 99 ◆市長(禰宜田政信) 今回、エコー検査を実施するに当たりましては、令和4年度予算にて300人の受診を想定し、検診委託料を1件当たり7,018円と見込んで、210万円余を計上しております。  また、小林記念病院、碧南市民病院ともに既に実施している検査でございますので、新たな機器の購入や人員配置をする必要がないと聞いております。  なお、乳がん検診を受診する方の御負担は、いずれの検査方法においても同額の1,400円となります。 100 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 101 ◆議長(林田 要) 17番。 102 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございます。  次に、(4)PRについてお伺いします。 103 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 104 ◆議長(林田 要) 市長。 105 ◆市長(禰宜田政信) PRにつきましては、先ほど議員さんもおっしゃったように、2月1日の本市のホームページ、広報へきなんにも掲載をしております。
     これ以外に、例年、市内の指定医療機関へがん検診の御案内のポスター掲示をお願いしておりますので、エコー検査による乳がん検診も含めまして、広く検診を呼びかけてまいります。  また、特定健康診査等の健診対象の方へ受診券を郵送する際にも、エコー検査が選択できるようになった旨の案内文書を同封することで、PRをしてまいりたいと考えております。 106 ◆17番(祢宜田拓治) 議長、17番。 107 ◆議長(林田 要) 17番。 108 ◆17番(祢宜田拓治) ありがとうございました。市長、本当にありがとうございました。  ふれあいフェスティバルの終了は誠に残念なことで大きなマイナスだと思いますが、このエコー検査による乳がん検査は、乳房を切除しなければならないような重篤な乳がんの予防の一助になりますし、今後、多くの人の命を救うことになると思います。これは、市長の大きな功績の1つと評価されると確信します。  また、実施する方向で検討を続けていただき、事業化に導いた健康課の皆さん、また、部長さん、皆さんの御努力、御英断に心から敬意を表します。本会議、一般質問で2度にわたり実施を要望していた者として、本当にこの実現はうれしく思います。本当にありがとうございます。  最後に、この3月で退職される皆さん、大変お疲れさまでした。今からまだ長い人生がありますので、体に気をつけられて、今後ともますます社会に貢献されて、ゆっくりじっくり人生を謳歌されることを祈念しています。  これで、今回の総括質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 109 ◆議長(林田 要) 以上で、祢宜田拓治議員総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 0分 再開) 110 ◆議長(林田 要) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、岡本守正議員の総括質疑を許します。 111 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 112 ◆議長(林田 要) 2番。 113 ◆2番(岡本守正) 日本共産党の岡本守正です。3月の総括質疑を行います。  予算の4款1項保健衛生費、5款環境保全対策費、8款土木費、3項河川費、9款消防費、1項消防費。  件名1の地球気候変動阻止、温室効果ガスCO2削減を2030年までに45%削減、2050年までに実質ゼロをについての質問を行います。  (1)昨年11月にグラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議、COP26で合意された内容は、化石燃料からのCO2を、2030年までに大気中への温室効果ガス、大半はCO2、炭酸ガスです。これを、45%削減し、2050年までに実質ゼロにすることを決めました。  これは、気温上昇が継続すれば回復不可能な環境変化を引き起こすことから、人類や生物の健全な生存を脅かす危険が迫ってきております。既に、世界では大洪水、大火災が続いております。日本でも大きな洪水災害が続いております。  このような状態で、2050年までの気温上昇を1.5未満に抑えるためには、世界のCO2排出量を4,000億トン以下に抑えなくてはならないことを決められました。大変な、大きなトン数になっております。  ここでちょっと写真をお願いいたします。  これが、アジアで一番大きな碧南石炭火力発電所でございます。  そこで日本最大の石炭火力発電所、碧南火力発電所は、愛知県のCO2の半分を排出しております。政府も碧南火力発電所の旧式である1号機、2号機は休廃止対象にしております。  武豊火力発電所を5号機が稼働を始めたら、碧南市は、中電碧南火力発電所の1号機、2号機を、廃止を中部電力に申入れをすべきと考えます。お答えください。 114 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 115 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 116 ◆経済環境部長(永坂智徳) 石炭火力発電所の休廃止につきまして、株式会社JERAは、2030年までに、非効率石炭火力を休廃止することに責任を持って取り組んでおられ、2050年にはCO2排出量ゼロを目標にされており、政府の政策との整合も図られているものと認識をしております。  現在、経済産業省において、非効率石炭火力の定義が明確になっていないことから、1号機及び2号機の休廃止の対象になるかは決定していないと伺っておりますが、発電所の休廃止につきましては、国の方針を踏まえて事業者が判断されるものであり、市といたしましては、碧南火力発電所1号機、2号機の休廃止について申入れを行う考えは持っておりません。 117 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 118 ◆議長(林田 要) 2番。 119 ◆2番(岡本守正) 休廃止をJERAに対して行わないということでございますけれども、これではCO2削減、2030までには必ずしていかなくてはならないというふうに思います。  武豊火力発電所5号機が稼働すれば、碧南火力発電所1号機、2号機の電力は補えるというふうに考えます。碧南市も、これまで環境基本計画、昨年に制定をいたしました。そういう形で実施そのものも努力をされております。  ですから、碧南市はJERAの1号機、2号機の廃止を早急に求めていくべきです。  再度お聞きしますけれども、やはり、これは大事なことだというふうに思います。よろしくお願いします。 120 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 121 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 122 ◆経済環境部長(永坂智徳) 発電所の休廃止につきましては、碧南市だけではなく、国の電力供給に関することでありまして、国の方針も踏まえて事業者が判断をされる事項であるため、個別の発電所の休廃止について、市として申入れを行うことはふさわしくないと考えます。  また、株式会社JERAは、2030年までに非効率石炭火力を休廃止することに責任を持って取り組まれており、この計画に沿って碧南火力発電所も休廃止を進められることから、1号機及び2号機の休廃止を市として申し入れる考えはありません。 123 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 124 ◆議長(林田 要) 2番。 125 ◆2番(岡本守正) 1号機、2号機の廃止申入れはしないということですが、碧南市は碧南市環境基本計画を改定されながら、今、現在に至りますけれども、碧南市の現状と、今後CO2削減を2030年、45%、2050年に実質ゼロの取組はどのようにされていくのか。  武豊町の町長さんはCO2をゼロにすると宣言をされております。碧南市はどのように改定を進めていかれるのか、お答えください。 126 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 127 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 128 ◆経済環境部長(永坂智徳) 市といたしましては、碧南市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)及び国の地域脱炭素ロードマップの考えに沿いながら、引き続き一基礎自治体としてできることを着実に実施してまいりたいと考えております。 129 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 130 ◆議長(林田 要) 2番。 131 ◆2番(岡本守正) 碧南環境基本計画策定、次の策定はいつから行われるのか。基本計画をどう行っていくのか、お答えください。 132 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 133 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 134 ◆経済環境部長(永坂智徳) 今すぐに改定をするということではなくて、国の動向も見る中で、しかるべきタイミングで改定をしてまいりたいと考えております。 135 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 136 ◆議長(林田 要) 2番。 137 ◆2番(岡本守正) 日本全体という形でいくならば、やはり2030の45%について追求していく必要があるというふうに思いますので、計画を順次、国ではなくて碧南市独自にやっていかなくてはならないんじゃないかというふうに思いますので、やはり計画を、実行計画をいつ分までにまずやっていくのかお答えください。 138 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 139 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 140 ◆経済環境部長(永坂智徳) 繰り返しになりますが、国の方針も踏まえて、今碧南市といたしましては、一基礎自治体としてできることを着実に進めてまいります。  しかるべきタイミングの中で、環境基本計画の改定については検討してまいります。 141 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 142 ◆議長(林田 要) 2番。 143 ◆2番(岡本守正) 国の計画計画と言われておりますから、やっぱり独自に2030年までに45%碧南市のCO2削減に向けて、独自にやっていかなくてはならないというふうに思いますので、引き続きこの問題も追及いたしますけれども、今回は計画がまだ、次の計画が国の出方を待つというだけにとどまっておりますけれども、それじゃ、武豊の町長さんみたいに、CO2ゼロ宣言という形でそういう計画を早くつくっていただきたいというふうに思います。要望としておきます。  (2)市長が東京に行き、JERAと会合されました。そのときのお話について、内容についてお答えください。 144 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 145 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 146 ◆経済環境部長(永坂智徳) 令和2年8月18日及び令和3年10月20日に、市長と共に株式会社JERA本社を訪問し、社長並びに常務と面会をしてまいりました。  そのときの面会内容でございますが、石炭火力の今後や電力の安定供給など、様々な分野での意見交換並びに情報共有をしてまいりました。 147 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 148 ◆議長(林田 要) 2番。 149 ◆2番(岡本守正) JERAとの話合いの中、1号機、2号機の話は出たと言われておりますけれども、どのような形で出されたのかをお聞きします。 150 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 151 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 152 ◆経済環境部長(永坂智徳) 経済産業省から示された非効率石炭火力の休廃止の議論に、結論が出ていない状況の中で、碧南火力発電所1号機及び2号機のお話は一切出ておりません。  今後も、地元に立地をされ、ゼロエミッションについて先進的に取り組まれている株式会社JERAの動向には注視をしてまいります。 153 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 154 ◆議長(林田 要) 2番。 155 ◆2番(岡本守正) 1号機、2号機廃止の問題、直接に話は出なかったということですけれども、やはり、国全体の問題について論議をされるならば、それ当然、そういう話になっていくべきだというふうに思います。  この問題について、やはり火力発電所の古いこと、もちろんそれには、それに変える電力はお隣の武豊火力が補われる、ただそれだけでは2030の45%のCO2削減についてはつながりませんので、当然、自然エネルギーを導入されていくべきであると思います。  そういうこと、碧南の環境行政もそういう方向で大きく前進していかなくてはならないということですけれども、大きく考えるならどのようなふうに考えられておるのか、お答えください。 156 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 157 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 158 ◆経済環境部長(永坂智徳) 繰り返しになりますが、石炭火力発電所の休廃止については、株式会社JERAとしては、2030年までに非効率の石炭火力を休廃止するということは、責任を持って取り組んでおられます。また、2050年にはCO2排出量ゼロということを掲げておられますので、その動向については注視をしてもらいたいというふうに考えております。 159 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 160 ◆議長(林田 要) 2番。 161 ◆2番(岡本守正) 具体的に出されておりませんけれども、具体的に出るようにと同時に、碧南基本計画、これの改定を急いでいかなくてはならないというふうに思いますので、強い要望としておきますので、よろしくお願いをいたします。  件名2のコロナ対策について質問をしていきます。  全国的にも大変な猛威を振るっております。  そこで、碧南市内のコロナ第6波の陽性者の人数は何人ですか。入院者数、ホテルなどの宿泊利用者数、自宅待機者、何人か。  私の周りも、大変、そういう方が増えております。そういう方のお話を聞きます。これについて、今、言ったことについてお答えください。 162 ◆健康推進部長(山本政裕) 議長、健康推進部長。 163 ◆議長(林田 要) 健康推進部長。 164 ◆健康推進部長(山本政裕) 新型コロナウイルス感染症の感染状況につきましては、管轄する愛知県衣浦東部保健所が管理しております。  このため、本市にてこうした方々の個別の情報は把握しておりませんが、県が公表しております数値にてお答えをさせていただきます。  まず、第6波の市内の感染者数としましては、令和3年12月28日から令和4年3月4日までの期間で2,986人となっております。  なお、入院等の療養区分別の人数となりますと、碧南市の方を抽出することはできませんので、愛知県内全体での数値でお答えをさせていただきます。  第6波の集計として愛知県が公表しておりますのは、3月4日18時現在で、陽性者数23万1,345人のうち、既に退院等された方19万5,378人を除いた、3万5,967人の方の状態につきましては、入院が1,648人、施設入所が685人、自宅療養が2万8,767人となっており、558人の方がお亡くなりになられたということでございます。 165 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。
    166 ◆議長(林田 要) 2番。 167 ◆2番(岡本守正) 大変な数であります。私の町内会や隣の町内会も、本当に入院したとか、いや、昨日帰ってきたんだとかという、そういう方がおられまして、大変な数だなと。周りでそういうのがあるということは、そういうことだろうというふうに思います。  そこで、2回目のちょっと質問をいたします。  6波で碧南市内の新型コロナ感染も猛威を振るっておる中、2月中に市内感染が、市のホームページを見ますと2,150人という数字が出ておるわけですけれども、現在の碧南の市内検査体制はどうなっているか、お答えください。 168 ◆健康推進部長(山本政裕) 議長、健康推進部長。 169 ◆議長(林田 要) 健康推進部長。 170 ◆健康推進部長(山本政裕) 市内にて新型コロナウイルス感染症の診療、または検査が適切に行えるよう、受入れ体制を整備した上で、公表の了承が得られた医療機関は、現在、12医療機関がございます。  検査方法は、PCR検査、抗原検査等、医療機関によって異なる方法で行っているというふうに伺っております。  また、PCR検査については、医療機関にて検体を採取した後に、検査センターへ検体を送り、検査を依頼している医療機関もあるため、検査結果が出るまでに数日かかる場合もあるとされております。  このため、発熱等症状がある方には、抗原検査を行う等、症状によって検査方法を変えることもあるようでございます。  また、PCR検査と精度の遜色もなく、検査結果が即座に出るN、E、A、R、NEAR法という機器を新たに導入している医療機関も数ヵ所あると伺っております。  なお、これら医療機関につきましては、診療、検査対応時間なども含めまして、市ホームページにて公表しておりますが、必ず事前に電話にて御相談いただいた上で、医療機関の指示に従って受診していただきたいと考えております。 171 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 172 ◆議長(林田 要) 2番。 173 ◆2番(岡本守正) たくさんの医療機関の方々が応援していただいております。大変ありがたいことです。  その中、私の周りの人も、クラスターの発生した会社と付き合いがあるという形で、そこの人も抗原検査を受けて、陰性だったよといって会話したんですけど、やはり、碧南市内でも広がっておるなということです。  そういう中、先日、市民の方よりお手紙が来まして、市のホームページだけではなくて、もっと広く宣伝をしていかなくてはならないということで、広報へきなんを利用して、市民に新型コロナに注意をしましょうという記事を掲載してくださいと訴えが来ております。これについてお答えください。 174 ◆健康推進部長(山本政裕) 議長、健康推進部長。 175 ◆議長(林田 要) 健康推進部長。 176 ◆健康推進部長(山本政裕) 感染対策につきましては、市民の皆様が継続してできることを徹底してやることが重要だと考えております。  ウイルスの性質が変異し、感染の収束と再拡大が繰り返される中、市民の皆様への情報発信のタイミングは難しいと考えております。  そこで、市ホームページにて、新型コロナウイルス感染症特設ページを常設し、随時更新することで、正しい情報を発信し続ける、そういった対応を取っております。  また、2月の愛知県におけるまん延防止等重点措置の延長決定に併せまして、防災メールにて、市長からのメッセージを発信させていただき、改めて、お一人お一人が注意していただくようお願いをさせていただきました。  また、第6波がなかなか落ち着かないことを受けまして、広報へきなん3月15日号において、改めて感染対策をお願いする記事も掲載することといたしたところでございます。  今後も、市民の皆様に正しい情報を発信できるよう努めてまいります。 177 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 178 ◆議長(林田 要) 2番。 179 ◆2番(岡本守正) へきなん広報に載せられるということで、大変いいことで、喚起をしていかないと本当に、狭い私の町内会でも複数の人が検査をされたり、病院だとか、ホテルだとかに行っておられる方がありますので、これで本当に注意をしながら生活をしていただくということですね。  これからも、本当に注意を促して、お互いに注意しようということで、記事を載せていただくということでありがたく、もう少し、私らの町内会の回覧板では、いろいろな形の行事のたんびにいろいろな注意事項が載せてありますけれども、本当にそれぐらいしながらしていかないと、この第6波を乗り切っても、また次がという話にもなりますので、今後とも宣伝、大いにしていただきたいなというふうに思います。  そして、市民病院はワクチン接種の大会場です。市民病院のちょっと。これが皆さんも見慣れた市民病院ですけれども、ここで大会場になっておりますけれども、ワクチン接種状況についてお願いしたいと思います。  5歳から11歳までの人数、そして接種券発送、接種数、そして12歳から18歳までの人数、接種券発送兼接種数。19歳以上人数と接種券発送数、接種数。6ヵ月後の子供さんの接種数は何%か、お答えください。 180 ◆健康推進部長(山本政裕) 議長、健康推進部長。 181 ◆議長(林田 要) 健康推進部長。 182 ◆健康推進部長(山本政裕) まず、対象者の人口につきましては、令和3年12月31日時点の市人口にて、また、接種券の発送状況及び、接種状況につきましては、令和4年3月4日時点にてお答えをさせていただきたいかと思います。  また、申出書では、5歳から11歳、12歳から18歳及び19歳以上と、年齢を区切って御質問をいただいておりますが、この新型コロナワクチンにつきましては、18歳が区切りであることから、5歳から11歳、12歳から17歳及び18歳以上という区切りでお答えをさせていただきます。  初めに、現在注力しております3回目の追加接種の状況についてお答えをさせていただきます。  対象者は、2回目接種から6ヵ月を経過した18歳以上の方となります。18歳以上の方の人口は6万596人で、このうち、6ヵ月を経過した3万1,912人の方へ接種券を発送しております。  これに対する接種者数は、1万7,043人でございますので、接種券の発送者数に対する接種率は53.4%となります。  続きまして、1回目、2回目の初回接種のうち、2回目接種完了の状況についてお答えをさせていただきます。  対象者は、令和4年2月21日に5歳以上11歳以下の方の接種が認められましたので、5歳以上の方が対象者となります。  このうち、5歳以上11歳以下の方の人口は4,675人で、この方々へはワクチンについての情報や、接種券を申請方式であることをお知らせするはがきを発送済みでございます。これまでに529人の方からの申請を受け付けております。  なお、接種につきましては、碧南市内では、3月4日以降で順次接種を開始することとしておりますので、まだ実績は、確認はできておりません。  続きまして、12歳以上17歳以下の方の人口は4,482人で、このうちの3,759人の方へ申請に基づいて、接種券を発送しております。接種者数は3,069人でございますので、人口に対する接種率は68.5%となります。  また、18歳以上の方の人口は6万596人で、全ての方へ既に接種券を送付しております。接種者数は5万1,853人でございますので、人口に対する接種率は85.6%となります。  また、事業完了時の接種の見込みにつきましては、事業期間が終了します令和4年9月末までに、接種を希望される全ての方に接種できるよう進めてまいります。 183 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 184 ◆議長(林田 要) 2番。 185 ◆2番(岡本守正) 6波が本当に猛威を振るっている中、碧南市内の新型コロナウイルスの関係、3月4日に碧南市民病院で職員及び、入院患者の新型コロナ感染について、同じ病棟で働いている職員6人と、その病棟の入院患者4人の陽性が判明したということですけれども、その詳細と現在の状況、そして今後の対応についてお答えください。 186 ◆病院経営管理部長(遠山隆夫) 議長、病院経営管理部長。 187 ◆議長(林田 要) 病院経営管理部長。 188 ◆病院経営管理部長(遠山隆夫) このたびの市民病院の新型コロナウイルス感染者の発生につきましては、市民の皆様方に大変御心配をおかけしております。  3月3日に、市民病院の職員が1名、新型コロナウイルス感染症の陽性者となったため、保健所でいう濃厚接触者に該当する方はおりませんでしたが、広く職員、患者70名以上をPCR検査したところ、昨日までに、職員6名、患者7名の陽性者が判明いたしました。ちなみに、この感染した職員のほとんどは、3回目のワクチンを接種済みでございます。  現在、感染の範囲が感染された病棟のみにとどまっていることから、当面、その病棟の新規入院の受入れ、予定手術も含め、緊急度の低い手術の中止をしているところでございます。 189 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 190 ◆議長(林田 要) 2番。 191 ◆2番(岡本守正) 3回もやっておるけれどもかかってしまったという形で、ちょっと、大変な状況だかなということで、私も3回目しましたけれども、市民との接触が大変多いものですから、注意はしながらしておりますけれども、大変な状況で、一部、ちょっと病棟の中、簡単な手術とかそういうのはできないという形ですけれども、今のところ、その範囲でとどまってくれればいいんですけれども、これからも、本当に注意をしていただきながらしないと、碧南で一番大きな病院が、やはり、以前のような形になりますと大変な状況で、市民の皆さんも困ってしまうわけですので、これからもそのことについて、細心の注意を払ってやっていただいておると思いますけれども、さらに、注意をしていただくということで、臨時体制みたいな体制は取らないですかね。  臨時にこの問題についてこれを全部にもっと広げるとか、PCR検査や何かを全員に広げたほうが、可能性が強いじゃないかなというふうに思うんですけど、職員全体で。 192 ◆病院経営管理部長(遠山隆夫) 議長、病院経営管理部長。 193 ◆議長(林田 要) 病院経営管理部長。 194 ◆病院経営管理部長(遠山隆夫) 先ほど御答弁させていただいたように、保健所でいう濃厚接触者はいません。マスクをして、ちゃんと手指衛生をしていれば、濃厚接触者にならないということで、ちゃんと徹底しております。  また、入院患者の方につきましても、できる方は極力マスクをつけていただいています。面会制限もやっておりますので、外から持ち込むということはなるべくないような形ではやっておりますが、先ほど申し上げたように3回目のワクチン接種をしても、広くPCR検査をすると、本人は症状はなくても、無症状でも陽性者になってしまっています。  一番初めの、2年前のコロナの感染のときの言われていたのは、症状がなければ感染するおそれがないというふうに言われておりましたが、最近のオミクロンも含めて、無症状でもうつるのではないかなということが、ちょっと病院の中では一応話合いはされておりますし、またこの状況状況は日々によって変わりますので、その都度臨時にコロナの対策会議を病院の中で行って、病院経営についても含めてどういう形をしたらいいのかということは話し合っておりますので、よろしくお願いいたします。 195 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 196 ◆議長(林田 要) 2番。 197 ◆2番(岡本守正) 細心の注意を払って行われておるということで、検査については、やはり、もう一度全体でちょっと見直ししなくてはならないんじゃないかなというふうに思うんですけど。  というのは、家族がそれぞれ、保健師さんだとか、看護師さんだとか、医者も含めて、家族もありますので、その辺はどういうふうな形で、全体についてはどういう形を取られるのか、お答えください。 198 ◆健康推進部長(山本政裕) 議長、健康推進部長。 199 ◆議長(林田 要) 健康推進部長。 200 ◆健康推進部長(山本政裕) 先ほど、市内の医療機関では公表が了承されている医療機関が12医療機関あるというふうに答弁させていただいております。  ただし、これは公表が承認いただいた医療機関が12といっておるだけでありまして、実際は、20医療機関以上の方が検査がやれるというところになっております。  また、現在では3月10日からは市内の薬局等で、無料の検査が5ヵ所に拡充されるというふうにも伺っております。  先週ですと、愛知県知事のほうから、1日8万5,000人の最多1日で検査体制が充実が図れるというふうに言っております。  うちとしても、愛知県内の検査体制の充実を図っている中で、そういった、PRというか周知に努めさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 201 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 202 ◆議長(林田 要) 2番。 203 ◆2番(岡本守正) 病院も含めて、本当に万全な体制でもって臨んでいただきたいということで、お願いをいたします。  次に移ります。  件名3の市内南部の災害対策について質問をいたします。写真をお願いします。  これが蜆川です。穏やかな状況になっております。  この蜆川の可動水門について、何回も以前からされておりますけれども、危機意識は持たれておると思いますけれども、実際、津波のときに、蜆川に津波が遡上してきたときに、2キロ以上蜆川の長さがあるということ、3メーターの津波でも何回も押し寄せてくると、4メーターの堤防を乗り越える可能性は十分あります。  そこで、住民の方々は本当に心配されて、蜆川河口に可動水門設置の署名を1,000筆県に上げております。こういうこと、蜆川の河口に水門をということです。  また、例えば堀川の河口には大浜水門があります。新川には新川水門があります。  ですから、蜆川には2キロにわたって水門がありません。愛知県に可動水門設置の要望を届けてくださるようお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 204 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 205 ◆議長(林田 要) 建設部長。 206 ◆建設部長(中村正典) 9月の定例会においても御答弁をさせていただきましたが、可動水門の設置につきましては現計画の整備水準を越えるものでございます。  愛知県では、南海トラフで発生間隔は数十年から数百年に一度の規模で発生する地震・津波を対象としておりまして、堤防等により津波災害から人命、財産等を防御する津波、これを、施設計画上の津波といたしまして河川整備計画に位置づけをしております。  この施設計画上の津波への対応といたしましては、堤防で津波を防御する方法と水門で防御する方法が考えられますが、社会的な影響や経済性、維持管理・操作の確実性等を考慮して河川整備計画を定めているというふうに聞いております。  蜆川につきましては、施設計画上の津波の水位、TPのプラス3.0メートルでございます。それと伊勢湾台風による最高潮位、これがTPのプラス3.65メートルでございますが、これを上回る堤防高TPのプラス4メートルが確保されておりまして、また河口から2.7キロメートルのところに伏見屋水門が整備をされております。  こうした蜆川の整備経緯から蜆川の河口部については、堤防で津波を防御する方法といたしまして、堤体等の補強や沈下対策を内容とする耐震補強工事を盛り込んだ河川整備計画となっております。  したがいまして、蜆川における新たな可動水門の整備を行う予定はないというふうに愛知県から伺っております。 207 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 208 ◆議長(林田 要) 2番。 209 ◆2番(岡本守正) いつもの回答が出てきたわけですけれども、例えば堀川だとか新川、これは河口に近いところに水門があるわけです。これは、やはりその辺のことを考慮に入れながらつくったというふうに思いますので、蜆川でもやはりそれを考慮に入れなくてはならないのではないかということですね。  蜆川の河口に、先ほどは津波が3.6だとか何か言ってみえましたけど、その1波だけで、押し寄せるのはそれで済むかもしれませんけど、次から次へと入った場合は、絶対に乗りこぼれるというふうに思います。  そういうことで、県に要請をしていただきたいと。堀川とか新川は河口に近いところに水門があるわけですので、そのことを県に要望していただきたいと、再度お願いしたいんですけど、よろしくお願いします。 210 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 211 ◆議長(林田 要) 建設部長。 212 ◆建設部長(中村正典) 蜆川の整備につきましては、先ほど申し上げました河川整備計画に位置づけられております耐震補強工事を実施していただいているということでございます。  現在、高浜川水門においても耐震補強工事を進めていただいておりまして、また新川水門についても、今後耐震補強工事を行う予定であるとお聞きしております。
     碧南市としましては、現在の整備水準の地震・津波対策を実施していただきたいという考えでございますので、蜆川への新たな可動水門の設置につきましては、要望する考えはございませんのでよろしくお願いいたします。 213 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 214 ◆議長(林田 要) 2番。 215 ◆2番(岡本守正) それでも乗りこぼれる可能性は十分あると思いますので、耐震はちゃんとしていただいて、それはありがたいというふうに思います。かつての三河地震のときは、矢作川でも2ヵ所にわたって堤防が崩れたということを伝えられておりますので、大変、その堤防補強は大事なことですけれども、やはり津波が何波も押し寄せたときには必ず乗りこぼれますので、それに対して県に要望していただきたいということ、今回は、ちょっと引き下がりますけど、そのことに計画性をちゃんと持って、まず碧南でそういうのをちゃんとしていかなくてはならないということで、碧南市も計画を、県の河川ですけれども、見直していただきたいということでお願いをいたします。  それでは、(2)のほうに移ります。  写真をお願いいたします。これが矢作川堤防と川口町と前浜町の境の堤防のところに5メーターぐらいの高さがあります。  この川口町防災の進捗状況は、どこまで話が進んでいるのか。  防災拠点は西尾市に移ってしまっておりますけれども、碧南市でも、やはり今後、必要だというふうに思いますので、その点を、5メートルのところにちゃんと防災拠点をつくっていただきたいということで、どこまで進んでおるのか、お答えください。 216 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 217 ◆議長(林田 要) 建設部長。 218 ◆建設部長(中村正典) 現在、事業主体であります豊橋河川事務所が、この堤防の脇にございます潮遊地を廃止することによる農地への影響だとか、盛土による堤防への影響などについて関係機関の1つであります農林水産部局との協議を進めているというところで、農林水産部局との調整が整いましたら、その後、公安委員会、あと水道だとか電柱等の占用者との協議を経て、防災拠点の工事を再開するというふうに伺っております。 219 ◆議長(林田 要) 発言残り時間が1分余りとなっておりますので御留意ください。 220 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 221 ◆議長(林田 要) 2番。 222 ◆2番(岡本守正) 津波災害地の避難対策についてお聞きします。  碧南市は全般に標高が低い。特に南部地域は標高1メーター前後の低地が広がっております。この対策はどのように考えておられるか、お答えください。 223 ◆市民協働部長(生田和重) 議長、市民協働部長。 224 ◆議長(林田 要) 市民協働部長。 225 ◆市民協働部長(生田和重) 津波被害からの避難につきましては、原則として浸水想定地域からの立ち退き避難をお願いしております。  碧南市は、全体的に標高が低く、浸水が長期に引かない可能性があることから、施設内に避難した場合には、施設が長時間、陸の孤島となるおそれがあります。そのため、遠くまで避難することが困難な方を除き、元気な方は、浸水想定地域外への避難をしていただくようお願いしております。  御質問にありました南部地域の中でも、川口地区の津波避難につきましては、集落北部にある旧堤防道路を西に進み、産業道路へ向かっての避難をお願いしたいと考えております。  しかしながら、この経路で避難することが困難な方につきましては、川口結いの家や、中部電力川口寮などの避難施設への避難をお願いしたいと考えております。  また、伊勢町地区の津波避難につきましては、浸水深が低いからといって、自宅の2階などにとどまるのではなく、浸水想定のない地域、もしくは浸水想定のない大浜小学校体育館ですとかトヨタ自動車株式会社アリビオ衣浦寮の敷地などへ避難をしていただきたいと考えております。  以上です。 226 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 227 ◆議長(林田 要) 2番。 228 ◆2番(岡本守正) (4)の避難タワー4階建て避難所、いわゆる市民が使うのを、そのときに避難所として使えるような、そういう建設について。写真をお願いします。  特に、伊勢町については区画整理も終わりました。そこに1万平米の公園とグラウンドがあります。その隣に5,000平米の土地に子育てや高齢者が利用できるような伊勢町に建設をお願いしていて、住民の要望もありますので、早く建設していくべきだと考えますので、よろしくお願いします。 229 ◆市民協働部長(生田和重) 議長、市民協働部長。 230 ◆議長(林田 要) 市民協働部長。 231 ◆市民協働部長(生田和重) 伊勢町より南部の地域の避難対策として、避難タワーの建設をということかと思いますが、大規模地震の発生時には、これらの地域に住んでいる方は、まず、住宅地の西側にある産業道路まで出ていただき、その後、北に向かって、トヨタ自動車株式会社衣浦寮や、大浜小学校体育館などの避難施設に避難をお願いしたいというふうに考えております。  産業道路のほうが、標高が高く、津波の浸水想定はございませんので、そこに出ていただければ、避難タワーというものはなくてもいいのではないかというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 232 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 議長、福祉こども部長。 233 ◆議長(林田 要) 福祉こども部長。 234 ◆福祉こども部長(杉浦秀司) 区画整理地内の集合保留地への施設の件だという具合に思いますが、これまでも、お答えをさせていただいております。  現在のところ、この決定していることはございませんので、よろしくお願いします。 235 ◆議長(林田 要) 以上で、岡本守正議員の総括質疑を終わります。  この際、昼食のため、暫時休憩いたします。                            (午前 11時 53分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 236 ◆議長(林田 要) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、杉浦文俊議員の総括質疑を許します。 237 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 238 ◆議長(林田 要) 10番。 239 ◆10番(杉浦文俊) 皆さん、こんにちは。市民クラブの杉浦文俊です。  議長よりお許しをいただきましたので、一問一答方式にて総括質疑を行わせていただきます。執行部におかれましては、簡単明瞭かつ前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、件名1、令和4年度施政方針について。  (1)予算編成について。  ア、令和4年度予算編成を行う上で考慮した点については、さっき14番議員の答弁にて確認させていただいたので、ここは割愛させていただきます。  イ、市民満足度についてでは、今回の予算編成が市民満足度をどのぐらい考慮しているのか、お聞きします。  近年では、コロナ禍の影響により、市民の声も変わってきていると思います。また、質問項目も、公共スポーツに関しては新しく項目に加えるなど、その時代に沿った質問をされています。市民満足度がよくなったのか、変わっていないのか、比較できる範囲で結構ですので、分析結果についてお答えください。 240 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 241 ◆議長(林田 要) 市長。 242 ◆市長(禰宜田政信) 市民満足度につきましては、毎年、市政アンケートにて、市政の各分野の施策について評価をいただいております。  私が市長に就任した平成20年と令和3年の比較で申し上げますと、質問項目も変わっていますので、比較可能な11項目でお答えいたします。  各施策の満足度は、満足、ほぼ満足、普通、やや不満、不満の5段階で評価をしていただいております。満足、ほぼ満足、普通と回答された市民の合計割合の変化について、パーセントそのものがどういうふうに変わったかということにつきまして申し上げます。  産業振興では24.9%増、保健・医療では14.9%増、福祉では14.4%増、芸術・文化で10.7%増ということで、この4項目につきましては、10%以上の満足度が上がっているということです。  また、残りの項目は、スポーツで9.9%増、防災対策で9.3%増、義務教育で8.8%増、幼稚園・保育園などで4.9%増、公園・緑地で4.1%増となりました。  残念ながら2項目、道路で5.9%減、情報発信で1.5%減となっています。 243 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 244 ◆議長(林田 要) 10番。 245 ◆10番(杉浦文俊) 残念ながら2項目下がったということでありますが、市長就任時と比較しますと、主要な部分では確実に満足度が上昇しているということで、声を聞いて政策に取り組んでいるということを確認させていただきました。  また、アンケート結果を見ると、どのぐらい力を入れたらよいかと思いますかという質問の中で、何より先に力を入れてほしいという回答は、道路で4.2ポイント、情報発信で2.5ポイントと優先順位は低いかもしれませんが、主要道路整備事業やSNSでの情報発信の強化を今年も、来年度も引き続き取り組んでいくということで、減少した項目についても取り組まれるということも確認はできます。今後も、市民の声を聞いた取組をぜひお願いいたします。  ウ、経常収支比率についてお伺いします。  令和4年度の経常収支比率は94.5%となり、令和3年度に比べ、大きく回復をしました。しかしながら、依然90%と高い水準にあり、加えて、第6次総合計画では、経常収支比率が上昇傾向にあると予想もされています。  今後の予想ですが、歳出の面では、扶助費、病院への継続的な繰り出し、人件費、公債費、公共施設の維持管理費など、増加が予想されます。  歳入の面では、市税収入は、令和4年度は9.9%の大幅な増でしたが、令和5年度、令和6年度では緩やかな減少を見込み、今後ますますの硬直化が予想できます。  全国的に見れば、経常収支比率は90%を超える自治体がほとんどであるかとは思いますが、今回の数値に対し、市長はどのように受け止められているか、また、今後、柔軟性を保つための改善策についてお伺いします。 246 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 247 ◆議長(林田 要) 市長。 248 ◆市長(禰宜田政信) 経常収支比率につきましても、これはあくまでも予算上での試算となりますが、令和3年度では、一般財源となる市税収入の落ち込みが著しく、100%を超える見込みとさせていただきました。  また、令和4年度におきましては、市税収入の持ち直しが見られるものの、扶助費、繰出金の増加等により、94.5%と高止まりを見込んでいます。  全国的にも社会保障経費等の増加に伴い、悪化基調ではあるものの、臨時的かつ政策的な財政需要にも対応できるよう、少しでも改善を行った上で、弾力的な財政運営を行っていきたいと考えております。  また、経常収支比率の高い状況を改善するためには、病院事業や国民健康保険事業の経営改善、財政基盤の健全化、これは、具体的には国保税の標準税率への引上げ等ですね、それから事務改善提案制度の継続的実施、ICTを活用した業務効率化による時間外手当の縮減等に取り組むことで、質問者の言われる、1つの目安としての90%を意識した行政運営を図ってまいりたいと考えておりますが、数字にあまりこだわらず、全体としての市民満足度が上昇しているかどうかということを中心に政策を進めてまいりたいと考えております。  さらに、公共施設やインフラの維持保全については、市債や公共施設維持基金の活用により、適切な財源確保を行ってまいります。 249 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 250 ◆議長(林田 要) 10番。 251 ◆10番(杉浦文俊) ただいま、市民満足度を重視するということでありますが、やはり市民満足度というのは非常に大切だと思います。  ただ、財政が硬直していると、その満足に合わせた事業内容が取り組めないというおそれもありますので、やはり全国的に今は90%と言われていますので、まずは、そこを目指す取組というのを引き続きお願いいたします。  そして、公共施設等総合計画上では、予防保全型の維持管理費は、40年総額で937億円、年間23.4億円と予想されます。財政シミュレーションの投資的経費の差額は、総額307億円、年間7.7億円と従来の財源では不足します。  物事には優先順位があり、全ての公共施設を一律に考えることは難しいと思います。市としても、必ず整備しないといけない施設、優先度が高い施設、比べてやや劣る施設と計画の違いが出てくると思います。  管理計画では、個別施設の基本方針は明記されていますが、個々のスケジュールに関しては不透明です。今後の具体的な取組をお聞かせください。 252 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 253 ◆議長(林田 要) 市長。 254 ◆市長(禰宜田政信) 公共施設等総合管理計画では、計画期間の2056年度までの40年間におきまして、想定する維持管理費と投資的経費の差額について、施設の長寿命化及びフル活用することや、施設の複合化や統合など様々な手法によりまして、現有建築物の総延べ床面積の10%を削減することによりまして対応していくことを目標としております。  公共施設の中には、老朽化が進み、大規模改修等の対策が必要な施設もあり、令和3年度の計画見直しでは、個別施設のマネジメント方針において、整備の方向性などを検討することとした施設もございます。  現時点で具体的にスケジュールをお示しできる施設はございませんが、今後、計画に位置づける庁内推進体制の下、施設の管理運営に関わる様々な要因を踏まえ、施設の在り方や優先度などの検討を進め、計画的に進められるよう取り組んでまいります。 255 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 256 ◆議長(林田 要) 10番。 257 ◆10番(杉浦文俊) 答弁では、整備の方向性などを検討するとした施設もあるとのことですが、2056年までの計画はもう既に始まっています。まだ30年以上ありますので、そのときの社会情勢が分析できないことも分かりますが、突発的な支出がないようにするための計画ですので、優先順位をつけるなど、表に出せるようなスケジュール計画を期待いたします。  エ、ゼロベース見直しを行った成果についてお聞きします。  毎年、一つ一つの事業の見直しをしていただき、必要な事業に対しては継続拡充、今の社会に緊急性がない事業は見直しを検討されています。令和4年度の事業で大きく変化した事業についてお答えください。 258 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 259 ◆議長(林田 要) 市長。 260 ◆市長(禰宜田政信) 本年度の予算編成を通じて見直した主な事業でございますが、初めに、拡充した事業を申し上げます。  シティプロモーション促進事業において、ふるさと応援寄附金制度の充実強化を図るため、新規返礼品開発補助を拡充し、行ってまいります。  また、分別収集事業では、資源ごみステーション管理をシルバー人材センターに委託化することで、立ち当番での人的負担軽減を図ってまいります。  さらに、元気っ子医療費助成事業では、高校生世代の入院費助成拡大により、子を持つ家庭への負担軽減を図ってまいります。  次に、縮小及び廃止した事業でございます。
     広報へきなん作成事業では、市政情報発信の多様化により、広報へきなんの発行回数を月2回から月1回への見直しを、敬老金支給事業では、支給対象年齢の絞り込みを行うとともに、空家等対策事業では、空家等対策事業費補助金の見直しにより、除却費補助費の上限の引下げ、改修費及び登記登録費の補助を廃止しました。  また、市民ふれあいフェスティバル実施事業では、事業目的の達成によりまして、事業廃止としたところでございます。 261 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 262 ◆議長(林田 要) 10番。 263 ◆10番(杉浦文俊) 新規事業である元気っ子医療費助成事業は、高校生の入院費補助ということで、子育て施策の1つとして大変喜ばれることと思います。  縮小した敬老金支給事業では、対象年齢が高くなり、対象者数は減少しましたが、その分、高齢者タクシーチケットに充てられたと判断します。  廃止となった市民ふれあいフェスティバルについては、多くの議員のほうから御意見があったと思います。コロナ禍の影響で近年では開催されませんでしたが、3万5,000人もの方が足を運んでいただいたイベントです。市の目的を達成したという判断、市の方針に賛同された団体の皆様の判断は、理解はします。  しかしながら、継続を希望された団体や足を運んだ市民の声を大切にしていただきたいと思います。新たなイベントをゼロから立ち上げるということは非常に大変です。再度、立ち上げの際は、市として惜しみない協力をお願いいたします。  (2)主要施策についてお聞きします。  まず、ア、地域防災活動拠点である臨海公園についてお聞きします。  地域防災拠点とは、災害時に災害活動の拠点となる場所で、平時には防災訓練や地域の憩いの場として活用されるわけですが、(ア)災害時における臨海公園の機能が追加となった経緯について、玉津浦グラウンドから臨海公園が地区防災拠点となったこと、ヘリポートを有する拠点となった経緯についてお聞かせください。 264 ◆市民協働部長(生田和重) 議長、市民協働部長。 265 ◆議長(林田 要) 市民協働部長。 266 ◆市民協働部長(生田和重) 災害時における臨海公園の機能が追加になったという経緯でございますけれども、従前、支援物資の受入れ拠点につきましては、碧南高校体育館と碧南市役所1階ロビーを予定しておりました。  しかしながら、碧南高校体育館では、物流パレットに載せて国などから配送される支援物資に対して、フォークリフトの使用が困難で、十分な荷役スペースが確保できないことや、碧南高校のグラウンドでは、大型ヘリコプターの離着陸ができないなどの課題がございました。  また、応援部隊の活動拠点につきましては、玉津浦グラウンドを予定しておりましたが、グラウンドの水はけが悪いため、雨天時のテントの利用環境がよくないこと、警察や消防などからは、建物の提供といった課題がございました。  こういった課題を解決するため、また、国、県より防災活動拠点の条件として示されている事項をできるだけ満たす施設を検討しました結果、広場の面積ですとか周辺施設、それから第一次緊急輸送道路への接続といったところからの優位性から、臨海公園を地区防災活動拠点とすることにさせていただいたということで、令和3年2月に開催をいたしました防災会議に提案し、御承認をいただいたという経緯でございます。 267 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 268 ◆議長(林田 要) 10番。 269 ◆10番(杉浦文俊) 地域輸送拠点、救助活動拠点、ヘリポートが臨海公園の1ヵ所に集中することにより、災害時に連携の取りやすい拠点になるかと思います。  では、(イ)臨海公園、玉津浦グラウンド、碧南高校及び碧南市役所の機能の変更について。  これまで救助活動拠点であった玉津浦グラウンド、地域内輸送拠点であった碧南高校及び市役所、そして、新たな機能が加わった臨海公園は、それぞれ防災時にどのような役割となるのかお聞かせください。 270 ◆市民協働部長(生田和重) 議長、市民協働部長。 271 ◆議長(林田 要) 市民協働部長。 272 ◆市民協働部長(生田和重) 臨海公園を地区防災活動拠点と位置づけたことに伴いまして、玉津浦グラウンドは災害廃棄物置場に変更しておりますが、万一、臨海公園が使用できない場合には、応援部隊の拠点として利用することも検討したいと考えております。  また、碧南高校及び碧南市役所につきましても、臨海公園が使用できない場合には、支援物資の受入れ拠点として利用することを検討したいと考えております。  以上です。 273 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 274 ◆議長(林田 要) 10番。 275 ◆10番(杉浦文俊) 玉津浦グラウンドを災害廃棄物置場にすることで、これまで困っていた場所置場の問題解決につながるメリットがあると確認しました。  では、(ウ)ヘリポート整備による臨海公園の形状の変化について。  ヘリポートの整備と聞くと、大がかりな工事が必要になるのかと想像してしまいます。休日には多くの市民が集まる臨海公園ですので、なるべく外観が損なわれないようにと思いますが、大がかりになるのか、それとも現状のままで大丈夫であるのか、変化についてお聞かせください。 276 ◆市民協働部長(生田和重) 議長、市民協働部長。 277 ◆議長(林田 要) 市民協働部長。 278 ◆市民協働部長(生田和重) 臨海公園を地区防災活動拠点とすることに伴い、臨海公園の大芝生広場の中心付近をヘリポートの離着陸地として予定していることから、令和4年度、大芝生広場周辺の遊歩道にヘリコプターの離着陸があることを周知する看板を4ヵ所設置し、また、樹木1本を移植するために必要な費用として、合わせまして137万円余を予算計上しております。  以上です。 279 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 280 ◆議長(林田 要) 10番。 281 ◆10番(杉浦文俊) 臨海公園の北は体育館、西は緊急輸送道路、南は球場ですが、東は住宅街が広がっております。常に使用するヘリポートではありませんが、あまりに近いようにも感じます。問題はないと理解してもよろしいでしょうか。 282 ◆市民協働部長(生田和重) 議長、市民協働部長。 283 ◆議長(林田 要) 市民協働部長。 284 ◆市民協働部長(生田和重) 離着陸場と民家の距離ということでございますが、特にその基準はございませんが、大型ヘリコプターが離着陸するためには、100メートル四方のオープンスペースが必要ということとされております。  臨海公園の大芝生広場では、予定している離着陸地が直径100メートルのスペースを確保できていることから、ヘリコプターの離着陸の際の吹き下ろしの風なども影響がないものと考えております。  以上です。 285 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 286 ◆議長(林田 要) 10番。 287 ◆10番(杉浦文俊) 今回、規定はないということなんですが、風の影響もないという、しかし、音の影響はあるかと思いますので、芝生広場の周知に加え、近隣住民への周知もお願いいたします。  (エ)臨海公園周辺の液状化の懸念についてお伺いします。  碧南市は海に面しているため、防災の面で考える際には、常に液状化の心配もついてきます。臨海公園が輸送拠点になるのであれば、各避難所に物資を届ける際にはここから運び出されることになるわけですが、臨海公園の車での出入口としては、西の緊急輸送道路、東の公道の2ヵ所であると認識しています。  臨海公園が液状化となり、公園外に物資が運び出せない、または周辺道路が使えない、陸路での運搬に支障を来す、このような問題についてはどのように想定されているのでしょうか。 288 ◆市民協働部長(生田和重) 議長、市民協働部長。 289 ◆議長(林田 要) 市民協働部長。 290 ◆市民協働部長(生田和重) 令和元年12月に市が発行いたしました津波避難マップでは、臨海公園の液状化危険度は、4段階中、最も高い区分である、極めて高いという区分となっております。  芝生広場は、芝生部分が液状化被害があった場合でも、転圧により修復が容易であるというふうに考えておりますが、施設が全く使用できない、または、周辺道路が通行できないほどの被害が発生した場合には、先ほども申し上げましたが、碧南高校などの代替施設の活用を検討してまいります。  以上です。 291 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 292 ◆議長(林田 要) 10番。 293 ◆10番(杉浦文俊) 液状化危険度は極めて高い診断結果となるため、実際、活動拠点としての役割が全うできるかは心配でありますが、玉津浦グラウンド、碧南高校等の変更前の施設を使う準備があるということで、納得はします。  しかしながら、さきの答弁で、碧南高校の体育館等はフォークリフトで荷下ろしができないといった課題もありますので、引き続き、課題解決に向けた対策もお願いいたします。  では、イ、カーボンニュートラルへの取組についてお伺いします。  2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする取組、カーボンニュートラルが宣言され、1年半以上がたちました。  政府や県、地方自治体や企業でも取組が始まり、議会でも多くの議員から質問を行うなど、非常に関心度が高まっています。また、市民クラブでは、会派予算要望のうちの1つとして、カーボンニュートラルへの取組をお願いさせていただいております。  自治体が積極的な取組を行うメリットは、地域経済を活性化し地域貢献できるほか、再生エネルギーの積極的な導入で産業と雇用を創出し、地域の環境対応力を向上することが挙げられます。例えば太陽光発電や蓄電池設備が設備されれば、災害時への対応力も向上します。  令和4年度予算案を確認すると、碧南市でも、カーボンニュートラルへの取組を開始しますが、(ア)具体的な取組内容についてお答えください。 294 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 295 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 296 ◆経済環境部長(永坂智徳) 本市におけるカーボンニュートラルへの実現に向けた具体的な取組につきましては、自家消費型の再生可能エネルギーの利活用推進を図るために、太陽光発電パネルや蓄電池等のスマートハウス設備設置に対する助成制度を継続してまいります。  また、EV、PHV、FCVといった次世代自動車購入費の補助制度につきましても、補助対象者を個人に拡大し、ゼロカーボンドライブの普及に努めてまいります。  なお、市といたしましても、令和4年度は、リースによりまして燃料電池自動車ミライを市長車、議長車の2台に、また、超小型電気自動車のC-PODを一般の公用車に1台、導入をしてまいります。  公用車へのさらなる導入につきましては、今後の利用状況等を見ながら検討をしてまいります。 297 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 298 ◆議長(林田 要) 10番。 299 ◆10番(杉浦文俊) これまでも取り組まれていたスマートハウス設備設置については継続、新たな取組として、個人向けの次世代自動車購入補助、また、公用車を次世代自動車へ更新するということで、まずは、これらの取組から行うと確認させていただきました。令和4年度からということで、いろいろ模索しながら取組を開始されたかと思います。  (イ)県で取組を開始する事業についてお伺いします。  県でも、カーボンニュートラル事業を取り組んでいます。また、令和4年度より新たに開始する事業もあります。その一部を紹介すると、中小、小規模企業の企業力強化の支援や民間建築物で木造木質化に取り組むといった内容になります。  中小、小規模企業への支援は、企業がカーボンニュートラルの実現に向け、環境負荷低減設備を導入した場合、設備運転資金として、上限1億5,000万円、利率最大1.3%で融資を受けることができます。民間建築物での木造木質化では、県内木材を利用した民間施設等への補助となります。  碧南市でもどうかという点もありますが、カーボンニュートラルに対しての取組の参考にしてほしいという願いも込めて、この取組に対してどのように思われているのか、お聞きします。 300 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 301 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 302 ◆経済環境部長(永坂智徳) 愛知県では、カーボンニュートラルの実現に取り組む中小企業を金融面で支援するため、新年度から、経済環境適応資金、パワーアップ資金の中にカーボンニュートラル枠を新設する制度融資の改正が予定をされております。  本市では、県制度融資を利用する際に保証協会へ支払った信用保証料の一部を補助する信用保証料補助事業を実施するとともに、県制度融資を使用した中小企業が支払った1年分の利子の一部を補助する利子補給金事業も実施をしております。  今回、愛知県におきまして新設をされますカーボンニュートラル枠につきましても、支払った信用保証料の50%、上限20万円を補助するとともに、1年分の利子につきましても最大100万円を補助してまいります。  当面は、これら信用保証料補助事業及び利子補給金事業を通しまして、市内中小企業のカーボンニュートラル実現に対する取組を支援してまいります。  また、県全域において、県産木材をはじめとする木材の利用を推進するために、民間建築物での木造木質化を推進する事業を拡充して取り組む予定であると伺っております。  この取組の中核をなすのが、県産木材を利用したPR効果の高い民間施設等への支援ということで、具体的には、多くの県民の方が利用する集客施設において、あいち認証材を利用した木造化、内装の木質化、木製備品の導入に係る経費の一部を補助するというものでございます。  この民間施設等における木材利用の推進については、カーボンニュートラルにつながる先導的な取組として、国、県及び近隣市の動向を注視してまいりたいと考えております。 303 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 304 ◆議長(林田 要) 10番。 305 ◆10番(杉浦文俊) 中小、小規模企業の支援に対しては、県の融資を受けた企業に対し、申請があれば市の補助事業を利用することができる、つまり、市としても中小企業のカーボンニュートラルに対する支援を、間接的ではありますが、行っていくと理解をさせていただきます。  また、木材利用は、碧南市では地場産業ではないので難しいということは理解していますが、このように地域産業の活性化につながる事業を、今後、調査研究していただきたいと思います。  そして、今後は、各事業の中でカーボンニュートラルへの取組を探し、最終的には、カーボンニュートラル事業として、事業名につながるように期待をさせていただきます。  ウ、北部産業地について。  (ア)現在の進捗状況についてお伺いします。  北部産業地に企業が進出し、道路整備も進出に合わせて取り組まれています。企業進出については民間主導であり、様々な話は聞きますが、行政側が確認している現状の進捗状況についてお聞かせください。 306 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 307 ◆議長(林田 要) 経済環境部長。 308 ◆経済環境部長(永坂智徳) 都市計画マスタープラン改定後の新たな企業立地の状況でございますが、市内踏分町に本社がありますクサマ工業株式会社が、雁道町2丁目地内におきまして4,994平米の用地を取得し、本年7月操業予定で工場の建設が始まっております。  また、同じく雁道町2丁目地内におきまして、安城市にあります大浜運輸株式会社が自動車部品の加工工場を建設するために、6,175平米の用地を取得し、造成工事に着手をされております。  操業開始は、当初、令和4年3月を予定しておられましたが、若干遅れているとのことで、現段階では具体的な操業開始時期は把握をしておりません。  これ以外の企業立地の状況でございますが、ディベロッパーや建設事業者等から問合せや相談を数多く受けておりますが、まだ具体的な申請には至っておりません。
     なお、都市計画マスタープラン改定前の従前のマスタープランによりまして、井口町に加藤謙鉄工株式会社が、令和2年6月から操業を開始しております。  また、同じく株式会社コジマが工場用地の造成工事を終了しておりまして、今後、工場の建設に取りかかる予定と伺っております。  以上です。 309 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 310 ◆議長(林田 要) 10番。 311 ◆10番(杉浦文俊) 一歩ずつ着実に企業が進出していると感じます。また、まだ確実ではないため、公表できない相談段階の企業も幾つかあると聞いております。ぜひ碧南市の工業地を選んでいただけるよう、今後も期待を寄せます。  (イ)産業地整備に合わせた住宅地整備についてお伺いします。  北部産業地が着実に進出、整備が進む中、碧南市への定住促進を進める必要があると思います。令和4年度では、新たに三世代住宅建設等促進事業に取り組むなど、住みやすいまちを目指していると伝わります。  マスタープランでは、吉浜棚尾線の沿線は、市街化区域への編入を検討など新たな住宅地として、3つの地区が挙げられました。うち1つは、着手を前提にしつつも、残念ながら、調査の結果、活断層の影響が懸念され、今後の利活用が再検討されることとなりました。  やはり産業地が整備されることと住宅地を整備することは、同時進行で行うべきと感じます。それぞれの地区で検討はされていると思いますが、現段階での検討状況についてお答えください。 312 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 313 ◆議長(林田 要) 建設部長。 314 ◆建設部長(中村正典) 令和元年10月の改定で、都市計画マスタープランの改定において、市街化調整区域の立山地区をはじめ3地区において、新たな住宅地の位置づけをしております。  山下地区につきましては、議員の御質問のとおりでございます。  丸山地区につきましては、隣接する高浜市と一体的な土地利用が図られるよう、現在、市街化区域への編入の手続について、愛知県及び国との協議を開始しているところでございます。  立山地区につきましては、市北部の新たな産業地での企業立地の就労人口増加による受皿の1つとして、新たに住宅地の確保を目指すこととしております。  しかし、御存じのとおり、令和4年12月に期限を迎える生産緑地において、特定生産緑地への移行をしないことにより、市街化区域内で一定の宅地化が進展するものと考えております。  この宅地化の状況も注視した上で、立山町周辺地区の住宅開発の可否について判断してまいりたいと考えております。 315 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 316 ◆議長(林田 要) 10番。 317 ◆10番(杉浦文俊) 現状、丸山地区の協議を進めているということで、この地区から進めていくのは分かりました。  また、特定生産緑地へ移行しないことで、市街化区域内で一定の宅地が確保されることになれば、調整区域の編入は難しいことになります。丸山地区の整備が12月までには済んでいることを期待します。  また、立山地区の周辺の宅地開発については、残念ながら前向きではないようですが、吉浜棚尾線の沿線は、碧南市と高浜市では景色が違います。また、西端地区では、高齢化が進んでいる地域でもあります。北部産業地の整備により、活性化につながってほしいという期待もありますので、宅地開発の前向きな検討をお願いいたします。  エ、市営住宅長寿命化計画について。  (ア)宮下住宅解体工事の事業計画についてお伺いします。  市営住宅長寿命化事業の1つ、宮下住宅解体工事は、令和4年、5年とかけて行われます。数も多いということで2年にわたっての解体工事となりますが、何月から着手し、どこから解体していくか、その事業計画についてお答えください。 318 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 319 ◆議長(林田 要) 建設部長。 320 ◆建設部長(中村正典) 宮下住宅吹上側の解体工事の計画でございますが、令和4年度、5年度2ヵ年で実施する予定でございます。  まず、令和4年度の早い時期に、敷地全体の測量や境界確定を行うための測量業務を発注し、期間といたしましては、おおむね5ヵ月程度を見込んでおります。  その後、測量成果を基に設計を行って解体工事を発注し、期間といたしましては、おおむね10ヵ月程度を予定しております。  住宅用地には、水道管や排水管及びガス管が埋設されておりまして、中部電力やNTTの電柱もあり、架空線や防犯灯等が残置されている状況でもございます。  また、近隣住民が通行に利用している道路等もあるため、解体した廃棄物の場外搬出などに考慮しながら工事を進める予定をしております。  令和4年度の進捗率としましては、約60%程度を見込んでおります。  令和5年度に、残りの建物解体と外構及び附帯設備の解体を行い、解体工事の完了は令和5年度の秋頃を予定しております。  以上です。 321 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 322 ◆議長(林田 要) 10番。 323 ◆10番(杉浦文俊) 近隣住民の生活環境を重視するため、また、地下の埋設物等もあるために、早くて2年ぐらいかかってしまうよということで、理解をさせていただきます。  (イ)新たな建設計画について。  市営住宅ストック総合計画及び市営住宅長寿命化計画の中では、吹上側の建設を検討されているかと思います。  この話が出たのが約2年前、その当時は、困窮年収未満世帯の推移や市営住宅の状況、国の方針を踏まえて検討されるとのことでしたが、その後どのようになったのか、令和5年度には解体を迎え、今後どのように活用したいか、現状、どのような計画であるのかお聞かせください。 324 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 325 ◆議長(林田 要) 建設部長。 326 ◆建設部長(中村正典) 吹上側の新たな住宅の建設計画につきましては、碧南市営住宅ストック総合活用計画に記載しておりますように、30戸から40戸を将来の供給予定と考えております。  なお、建設時期につきましては、今後の入居状況や社会情勢、財政状況も踏まえて検討していきたいというふうに考えております。  計画に示している30戸から40戸の集合住宅の建設には、約5,000平方メートルから6,000平方メートルが必要であると考えておりまして、残地の面積7,000平方メートルになると想定をしております。  この残地につきましては、グラウンドや公園、スーパーなどの土地利用の意見をお聞きしておりますが、現在のところ具体的な計画はございません。まずは、公共用地として適切な利用方法がないか、市役所内部で検討してまいりたいと考えております。  また、取壊し後の当面の土地利用に関しましては、地域の皆様の御意見をお聞きしながら検討してまいりたいと考えております。 327 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 328 ◆議長(林田 要) 10番。 329 ◆10番(杉浦文俊) 解体までに、あと、約2年ということですので、そろそろ計画のほうを確定させていかなければならない時期となっているかと思います。そこでもし、解体後に計画が決まっていなければ、遊ばせておく必要はないかと思います。地域住民の声を重視した上で、今後の方針を決めていただきたいと思います。  オ、北新川駅周辺都市基盤整備について。  (ア)整備計画については、4番議員の答弁にて確認をさせていただきましたが、関連して質問をさせていただきます。  マスタープランでは、駅周辺への産業施設の集積という声が多いとアンケート結果であるように、生活の中心になり得る駅には様々な期待が込められます。碧南駅同様に、北新川駅も魅力ある、将来夢があふれる整備計画となってほしいと願います。  このような思いは市民からも挙げられており、平成23年には、新川地区まちづくり研究会さんから、まちづくり提言書が市長宛てに提出されたかと思います。こういった声をぜひ参考にしてまちづくりを行っていただきたいと思いますが、今後、集約はされるのでしょうか。 330 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 331 ◆議長(林田 要) 建設部長。 332 ◆建設部長(中村正典) 現在整備を行っている碧南駅周辺の整備事業につきましては、基本構想段階から、碧南駅西広場等検討会を発足しておりまして、大浜・棚尾地区の正幹事さん、商店街連盟さん、まちづくり団体さん、PTAさん、障害者団体さん、各代表の10名で構成をしておりまして、定期的に協議を重ねてまいったところでございます。  今後、北新川駅を事業着手する際にも、地域に関わる様々な立場の方や組織の方の御意見をお聞きし、共通の目的を実現するために、市民の皆さんと行政が地域の課題について協力、連携することで、北新川駅周辺のまちづくりを推進していきたいと考えております。 333 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 334 ◆議長(林田 要) 10番。 335 ◆10番(杉浦文俊) 実現まで何十年かかるか分からない計画ではありますが、北新川駅は碧南市の入り口の駅でもあります。ぜひ夢のあるまちづくり計画を市民と共に進めていくようにお願いいたします。  これで件名1を終わります。  続いて、件名2、令和4年度教育行政方針に移ります。  先日、教育長からの方針では、学びに向かう力、人間性など知識及び技能、思考力・判断力・表現力の3つをバランスよく育んでまいりますと話されていました。新しい時代に必要となる資質能力の育成と学習教科の充実を目的としたこの3つの項目は、何ができるようになるかという上で非常に大切なことになります。  では、そのためにどのように学ぶかについてお聞きします。  基本の考えでは、主体的な学び、対話的な学び、深い学びになっているか、つまりは、アクティブラーニングの視点から授業改善を目指すこととなります。  (1)新学習要領にある主体的、対話的で深い学びへの取組について、授業での取組内容をお聞きします。 336 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 337 ◆議長(林田 要) 教育長。 338 ◆教育長(生田弘幸) 新学習要領に基づき、体験的活動や地域と密着した授業、実際の生活と関連づけた授業等、各学校で工夫を凝らし、対話的、主体的で深い学びを進めております。  例を挙げますと、小学校5年生の社会の水産業の単元で、地元漁港で水揚げされるシラスを取り上げ、漁港や競りの見学をしたり、競りや加工に関わる人々の話を聞いたりする学習を通して、自ら課題を見つけ、地元のシラスをもっと広めたいと思いを持ち、シラス紹介のリーフレットを作成しました。それを加工会社の協力を得て、全国の消費者へ届けるという活動まで行いました。  また、中学校理科の電流と磁界の学習では、学んだことを生かして、レールの上をストローが転がる装置をグループごとに作って速さを競ったり、数学の授業では、どの車を買うとお得かをテーマに、ガソリン車、ハイブリッド車、電気自動車の燃費や車体価格を比較することで、一次関数を活用したりすることなど、学んだことを生かした取組を行っております。  体験的学習、地域教材や生活と関連した教材を学習に取り入れることで、対話による問題解決を目指した授業づくりで、主体的、対話的で深い学びを促しております。 339 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 340 ◆議長(林田 要) 10番。 341 ◆10番(杉浦文俊) 子供たちが地元での体験、ユニークな学習方法を体験することで、興味を持つことが分かりました。そして、子供たちが楽しむことで、アクティブ、積極的に授業に取り組むことができる環境であると理解しました。子供たちの力をしっかりと育むために、先生方が様々な工夫を凝らしているかと思います。引き続きの取組をお願いいたします。  (2)GIGAスクール構想への取組についてお伺いします。  GIGAスクール構想が始まり、令和3年度では臨時休業はなく、生徒児童が安心して学校生活を送ることができたのは、先生方や生徒の感染予防対策が十分に取れた結果と思います。  しかしながら、オミクロン株の猛威は、皆さんの御存じのとおり、碧南市でも多大な影響を与えています。残念ながら、令和4年度には学級閉鎖になってしまったクラスもあります。  そこで、ア、学級閉鎖や自宅待機となった児童生徒への対応についてお伺いします。  タブレットが支給され、家庭でのネット環境の整備調査も終了していることと思いますが、学級閉鎖となったクラスや自宅待機となった生徒児童への対応はどのようにされたのか、お答えください。 342 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 343 ◆議長(林田 要) 教育長。 344 ◆教育長(生田弘幸) 今年に入り、県内でも新型コロナウイルスのオミクロン株による感染症拡大により、市内の小中学校でも感染症予防のため、学級閉鎖の措置を行いました。  学級閉鎖となった児童生徒へは、多くの学級でプリントを配布したり、補助教材を用いたりした家庭学習を行いました。加えて、タブレット端末を利用した学級もありました。ウェブ会議システムを用いた同時双方向で児童と先生がやり取りをしたり、学習指導を行ったりした学級がありました。また、アプリを利用したドリル学習や学習内容の解説を行った動画を配信する取組を行った学級もあります。  児童生徒への対応は心のケアも必要であり、電話で健康状態を確認しました。また、学校に置いてある教科書を家庭に届けたりするなど、状況に合わせた取組も行ってまいりました。 345 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 346 ◆議長(林田 要) 10番。 347 ◆10番(杉浦文俊) 中学生や小学校高学年では、タブレットを使いこなせるかもしれませんが、低学年では、完全とはいかないと思います。状況に合わせた対応を取られているとのことで、先生方の工夫を感じ取ることができました。  イ、臨時休業等の非常時における端末の持ち帰り学習に関する準備状況調査についてお伺いします。  文科省が行ったこの調査では、教育委員会を通じて、全ての小中学校について回答を求めています。碧南市としては、どのように回答したのか、また、その回答に至った経緯についてお答えください。 348 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 349 ◆議長(林田 要) 教育長。 350 ◆教育長(生田弘幸) 文部科学省が令和4年1月末時点で、臨時休業等の非常時における端末の持ち帰り学習に関する準備状況の調査があり、全国の95.2%の学校が準備済みであると報告されました。碧南市においても、既に準備済みであると回答しております。  その経緯は、過去の議会の一般質問でも答弁申し上げましたが、昨年の5月下旬、各小中学校において各家庭のWi-Fi環境を調査し、Wi-Fi環境が整っていない家庭に対して、9月中旬、各小中学校から対象家庭にモバイルルーター貸与案内を配付しました。そして、9月下旬より、各小中学校において協力いただける家庭を対象に、端末を持ち帰り、インターネット接続テストを行いました。  今回のオミクロン株の急激な拡大により、学級閉鎖の措置を行うのに伴い、児童生徒の学年も考慮し、各学校が必要に応じてタブレット端末の持ち帰り、家庭での活用を進め、先ほども述べましたように、取組を行ってまいりました。 351 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 352 ◆議長(林田 要) 10番。
    353 ◆10番(杉浦文俊) 私も6月議会にて質問をさせていただいた際には、家庭環境に対しては準備中であったため、碧南市としても、市内全学校で準備済みという回答で安心いたしました。  では、ウ、現状の課題と対応についてお伺いします。  先生方の工夫により、自宅待機の場合の措置は取られているかと思いますが、全学校で一律にはなっていないとお聞きします。まだ対応に追われているところとは思いますが、臨時休業になった際の対応等、新たに見え始めた課題もあるかとは思います。  どのような課題が見え、どのような対策を考えているのか、お聞かせください。 354 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 355 ◆議長(林田 要) 教育長。 356 ◆教育長(生田弘幸) 今回の学級閉鎖において、市内全ての学校、学年が同じような対応ができたわけではありません。  タブレット端末を家庭で活用した学習については準備段階であり、各学校で様々な取組を行っていただいています。今回の事例を市内の学校で共有し、課題を解決しながら、どの学校でも対応可能な運用方法を検討していきたいと考えております。  また、ICT支援員の継続的な支援が必要であります。ICT機器の技術は常に進歩しており、授業の配信をはじめ、授業を行っている教員のみだけで十分に対応できないことが数多くありました。そのため、授業補助、使い方研修、故障など、ICT支援員の対応が必要であるとの見解が学校現場からありました。  今後、タブレット端末の活用が進むと、新たな課題が出てくるかもしれませんが、よりよい方法をその都度検討し、児童生徒の主体的、対話的で深い学びのために、GIGAスクール構想を進めてまいりたいと考えております。 357 ◆10番(杉浦文俊) 議長、10番。 358 ◆議長(林田 要) 10番。 359 ◆10番(杉浦文俊) 各学校の共通の対応方法の確立、また、教職員さんのICT機器への負担軽減の対応など、新たな課題というものが見つかったと思います。そこに対しては、今後、対応策を考えるという上でぜひ取り組んでいただき、生きる力を育むための学校の環境を整える取組を引き続きお願いして、私の総括質疑を終わらせていただきます。 360 ◆議長(林田 要) 以上で、杉浦文俊議員の総括質疑を終わります。  これにて本日の総括質疑を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 361 ◆議長(林田 要) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明3月8日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 1時 56分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和4年3月7日                   碧南市議会                     議 長  林 田   要                     議 員  小 池 友妃子                     議 員  祢宜田 拓 治 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...